ファインダー付の小型カメラ
以前から高画質のマイクロフォーサーズの小型一眼ミラーレスカメラが出ないかと期待を寄せていましたが、小型のミラーレスカメラとして手元にあるのはパナソニックのGF9とオリンパスのE-PM2の2台。どちらも小型なのは良いものの、ファインダーがついていないんです。
オリンパスの場合はVF2~VF4といった外付けファインダーもありますが、ホットシューにこれを付けるとガサバって持ち運びが不便になってしまうデメリットがあります。
以前、ファインダーがついたパナソニックのGM5を所有していましたが、こちらはファインダーそのものがが超見辛かったので売ってしまいました。
このほか、GX7mk2やmk3を持っていたこともありますが、それはそれで微妙に大きいし、性能的にも個性がなさ過ぎて、今ひとつ持って持ち出す気にはなれませんでした。
そんなとき、パナソニックからレンズ交換式の「LUMIX DC-G100」なる小型カメラが発売されたんです。
「静止画」をキーワードに調べていたら欲しくなってしまった!!
DC-G100についてググってみたところ、どの記事を見ても今流行のブイロガー向け動画用カメラとして最適!的な内容が多かったです。まぁ実際、自撮が出来るように三脚式のグリップ(トライポッドグリップ)がついていますしね。
調べて見ると、なんとこのカメラ、静止画撮影時はレンズ側の手ぶれ補正を使うしかなく、本体についている手ぶれ補正は動画撮影時にだけ効くらしい・・・。そしてフルHDや4Kで手ぶれ補正を有効にすると、かなりクロップ(画像がトリミング)されるということが分かりました。
防塵防滴でもないし、こんな中途半端なカメラをいったい誰が買うのかなぁ??
・・・と、自分には縁が無いと判断し数ヶ月が経過。
最近になってYouTubeやネット上で「静止画撮影にも十分使える。」という記事がたくさん出回っていたので、改めて情報を整理し直してみることにしました。
サイズは今使っているE-M1より二回りくらい小型。ボディのみだと303グラムの軽量。有効画素数は2030万画素とE-M1と同じで、確かに静止画の写りが良さそうです。
背面モニターも3型の184万画素LCDモニターで、タッチパネルやバリアングルに対応しています。EVFも0.73倍で368万画素なのでかなり綺麗な模様。マイクロフォーサーズなので今まで持っているレンズがすんなり使えます。
私のメインカメラはオリンパスのE-M1です。手ぶれ補正や連射機能は他のどのカメラよりも気に入っています。これまでにもソニーやキャノンなどいろいろな流行のカメラを触ってきましたが、結局E-M1にかなうカメラは見つかりませんでした。
フルサイズも良いんですが、カメラやレンズが重たいし、そもそも欲しいレンズが高額すぎて多趣味な私にはお財布的にとても手に負えません。
フォーカス追従の連写カメラはE-M1があるし、この価格帯にそんな機能を望んでも無理な話なんです。
なので、この先新しいカメラを増やすとすれば、お気に入りのE-M1を補完できるような小型軽量なカメラが欲しいというわけです。
ここで勝手に決めたキーワードは、
- 価格は10万円程度
- いつでも持ち歩く気にさせられること
- 画質が綺麗なこと
- 今までのレンズ資産が有効に使えること
の4つとしました!!
格安のDC-G100を手に入れた!!
何とか欲しいなと思い始めてからネットを物色したら、G100の未使用品が89,800円で出品されていた。
たまたま地元のお店だったので、直接買いに行ったら安くなるのではと思ってメールをしたら、ネット上の価格と同じだというお返事をいただく。それでも仕方ないと思って、現金持参でお店の住所に行ってみたら、何と質屋さんだった。
で、実際の品物(現物)を見せてくれと言ったら、店の中で探すのに30分以上待たされました・・・。
その間、質屋店内のショーウインドーの中に埃をかぶったまま山のように重ねて陳列してあるカメラやレンズ群を見て、すっかり購入意欲が失せてしまった。
しばらくして奥から探し出してきた現物を見せてもらったが、ここでの動作確認は未使用品なので出来ないという・・・。念のため、動作確認せずに買って壊れていることが判明したらどうすれば良いのかと聞いたら、「保証書にカメラ店の判が押してあるので、あくまでも現状渡しになる。」という回答しか返ってこなかった。
いくら目の前に欲しいカメラを出されても、こんな対応では怖くて手を出せない。丁重にお礼をし、帰宅することにした。
仕方なく再度ヤフオクを探していると、タイミング良く外国仕様のDC-G100Vが新品87,800円、即決・送料無料で出品されたばかりでした。
出品者の説明で、「外国仕様だが国内仕様と同じに使える。」という言葉に惹かれてしまいました。
手持ち資金は丁度9万円。早速落札して3日後に現物を手にすることができました。
小さな実物を手にして思わずニンマリ!!
届いた荷物を開封して小さなカメラを手にしてニンマリ。自分が予想していたよりも小さかったです。
早速、電池を入れて起動しようと思ったら、バッテリーが全く充電されていませんでした。
手持ちの充電器でバッテリーを充電し、カメラにセットしメニューを開いたら英語表示に。一瞬“ドキッ”としたましたが、慌てずセットアップでランゲージの項目を見つけて、難なく日本語表記にすることができました。取説はネットから日本語版をダウンロードすればいいだけですし。
このG100をどう使っていくか?
自分のメインカメラがE-M1なので、このカメラを今後どう使っていくべきなのか、今さら・・・買ったあとですが、悩んでしまいました。
事前に調べていたものの、このクラスのカメラにE-M1並みの連射性能を期待しても仕方ないし、防塵防滴でもない。小型なので超望遠レンズや重たい広角レンズを付けてもバランスが悪くなってしまう。外でレンズ交換はなるべくしたくない。
このカメラをそれなりに活躍させるためには、軽めの標準~広角系のレンズを付けっぱなしにするなど、割り切った使い方が良いのではないかと思い立ち始めました。
(LUMIX G100+M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS)
考えれば考えるほど高価な広角レンズが欲しくなってきた!!
普段、自分が使うのは、E-M1が2台と12~100mmf4、40~150mmf2.8のレンズ2本です。
G100は小型・軽量カメラなので、バランスが悪くなる重たいレンズはつけたくないところ。ボディー本体が300グラム程度なのでレンズもなるべく軽量なものが望ましく感じます。
軽量なレンズと言えばこのカメラに付いてきたキットレンズの12-32mmやGF9などに付いてきたレンズが丁度良い感じですが、普段、オリンパスのPROレンズを使っている自分的には解像度が低くて物足りない・・・というか、我慢できるレベルではありません。
(LUMIX G100+G VARIO 35-100mm /F4.0-5.6)
そうなると、普段使いの静止画メインで、しかも本体に手ブレ補正が付いていないことを考えると、コンパクトな広角レンズが候補に挙がってきます。
「普段使いの12mm~150mmの領域以外の部分を補完する。」という割り切った使い方をするなら、超広角系のズームレンズを付けっぱなしにしてコンデジのような使い方をするのが良く思えてきました。
広角系だと自分の好みは8mm、7-14mm、8-18mm、9-18mmあたりの画角です。せっかくの2千万画素の高画質カメラなので、レンズも明るくて高性能なオリンパスのPROシリーズかパナソニックのパナLEICAシリーズをチョイスしたくなりますね。
こうして選択肢を絞ってみると、残るのはオリンパスのPROレンズ7-14mm(534㌘)とパナソニックのパナLEICAの8-18mm(315㌘)の2本でした。
最終的にカメラとの相性や発色、重さを考慮すると、同一メーカーのパナライカ8-18mmf2.8-f4がベストではないかという結論になりました!
今後の願望
それでは最後に、レンズの資金をどうしようか考えます。
パナLEICAの8mm-18mmは中古品でも10万円はします。でも自分が今一番欲しいレンズは、オリンパスの7-14mmf2.8で、こちらは新品でも13万円以上、中古品でも11万円と更に高価・・・。
結局、欲しいカメラは手に入れたものの、そのおかげで新たに「カメラ以上に高額なレンズを手に入れたい!」という大きな願望が生じてしまった・・・というオチになりました・・・とさ(笑)